作務衣 着こなし,作務衣の魅力を探る!
作務衣(作務衣)は古来は,寺院の修行僧が作業するときに使う作業着だったのです。
即ち,『作務』と言われる禅宗の修行の1つ,日常の労働作業を務める際に,まとう『衣』として使われて,作務衣と呼ばれるようになったのです。
作業着としてもっぱら広まったものの,近年日本人の『和の文化』への関心の高まりから,家庭着および外出着として一般に広まっています。
手軽に,着物の雰囲気が味わえますし,着物のような面倒な決まりもなく,また剣道・柔道などの武道の稽古着のように軽く動きやすく,自由に着こなせる魅力があります。
近年,若い人には,和風のジーパン感覚として認知されてきています。
ミドル世代には,洋装に代わる,新しい和服として静かにブームが始まっています。
襟の形をみると,打ち合わせ襟の着物そのものであり,袴から進化して,ズボンはゆとりがあり着やすく,またいろいろな着方・着こなし方が自由に楽しめます。
自宅での,くつろぎの時間の中で,作務衣を着て『和』のなごみを満喫するのはいかがでしょうか?
着物地で作務衣を作ることによって,綿の生地などで作ったものとはまた違う高級感がでまして,着物に代わるもの,というイメージで作務衣を着て頂けます。
昔から,きものの半袖と袴の着用にて,より活動的な着物の着こなしがありました
本来,着物姿は,袴があってこそ,決まるのです(水戸黄門などを思い浮かべて下さい)
その上,必需品である,羽織・袖なし羽織(陣羽織)と合わせることで,より凛々しくなります。
着物においては,着流し姿は日常着,羽織を着てこそ礼を逸脱しない着姿になるのです。
作務衣の姿もまた同じであり,陣羽織をはおり,作務衣を半袖と袴のバリエーションとして着こなすことによって,着物と同水準の作務衣姿が完了するのです。
作務衣にご興味がおありの方は,是非クリックしてみて下さい!
作務衣には、普通の着物と違う、自由さがあります「こういう場で着なくてはいけない」とか「こういう気方をしてはいけない」
そういう縛りがありません。
何より、自由にアレンジできる楽しさを通して、和服のいいところを体験できるところが、作務衣の特徴と言えるでしょう。
ですが、初めて作務衣を着られる方は特に、作務衣の着方で迷われるかも知れません。
そこで、作務衣のベーシックな着方を簡単に説明いたします。
(1)肌着を着用する。
吸汗と湿度調整の事を考えて、作務衣の下には肌着を推奨します。
手持ちのTシャツ等でも結構です!
(2)作務衣のズボンを履く。
作務衣のズボンを履きます。ズボンによっては、ウエストや裾にヒモがついていますので、ちょうど良いぐあいのところでひもを結んで調整します。
(3)作務衣の上着を着る。
作務衣の上着を羽織り、内側のヒモを結びます。次に外側のヒモを結びます。
(前のあわせの部分ですね!)
結び方に決まりはありませんので、蝶結びで結構です。
こんな感じで、作務衣姿が完成いたします。
本格作務衣について、もう少し詳しく...
作務衣には、何を履く?
「足元」は品格を現します。
水商売の人など、まずを足元を見て"品定め"をするらしい。
さて、作務衣に合う履物は?
そんな疑問をお持ちの方も有るでしょう?
☆足袋について
普段着は別としまして、外出の際はぜひ履いて出かけたい!
足袋に雪駄は日本人のスタンダードですが、その格調の高さ・渋さはとても印象に残ります。
黒で引き締める、白で清潔感を出す、色柄物でカジュアル感をだすなど...コーディネートを楽しめますね。
☆雪駄について
一足は準備しておきたいですね。和服の履物なら定番中の定番です。
台表から底の素材に至るまで、さまざまの雪駄があります。
そして、畳表で白皮の鼻緒の雪駄は定番中の定番です。
☆下駄について
カラン・コロンと音もさわやか、歩く姿も決まりますね。
下駄は夏に用いたい!
爽快感が良いです!
本格作務衣について、もう少し詳しく...俳優の清水章吾さんが作務衣について語ります!
清水章吾さんは、大の作務衣ファン!
「沢山の人に、作務衣の良さを伝えたくて"作務衣カタログ"への出演をむしろこちらからお願いしたぐらいなんです(笑)」
「絵画芸術家のハルマンさん(日独のハーフであるが、日本びいきである)も、日本の作務衣に大変関心を寄せているんです」
作務衣は、インターナショナルにも評価されているのです。
「将来、ニューヨークで個展を開くときは、スタッフや来客に自分がデザインした作務衣をぜひ着せたい」というご希望があるようですね。
ご夫妻で作務衣の愛好者である、清水章吾さん。
新派の役者で弟子入りした頃から、作務衣が身近にあったという。
「修業時代の懐かしい思い出の一コマですよね、今となっては実に懐かしい限りです」
着物はちょっと格調高くて、敬遠気味...そういうあなたに是非、お勧めしたいですね!
本格作務衣について、もう少し詳しく...
作務衣の小物合わせ
小物の持ち方で、作務衣ファッションはなおさら、引き立ちます。
作務衣姿に小粋なアクセントを加えます!
小物使いでさり気なく、洗練されたおしゃれをお愉しみ下さい。
< 羽織 >
羽織るだけで、さらに格調を高めます。
羽織りを重ねるとさらに一種の風格さえ感じるほどに。
お出かけや訪問に羽織をまとえば、先方への礼も失わず、着る方の存在感をアピールして
好感度を高めることにつながります。
< マフラー・ストール >
装いのアクセントとなる、しゃれた防寒具ですね。
寒い季節になると、町中で首をすくめて歩いている姿を見かけます。
歩き方にも何となく、元気がなさそうに見えてしまうのです。
そんなときは、こだわりの逸品で首元を飾れば、印象を深め、お洒落のアクセントとなるでしょう。
< 帽子 >
ハンチングなら、都会的センス,利休帽で茶人のような趣き、海賊帽で職人風と合わせる帽子で雰囲気も一変!